ロードバイク初心者の為のバイクの選び方 その2 〜フレーム素材からロードバイクを選ぶ方法〜
前回の記事ではロードバイクをこれから始めたいと思っている人がまず何をすれば良いのかの話をさせていただきました。
今回の記事では、今後本格的にロードバイクをやっていきたい、趣味にしていきたいと思っている方の為に前回の記事よりももう少し突っ込んだ内容でロードバイクを選ぶ方法をお伝えします。
フレーム素材の特徴を踏まえてロードバイクを買うだけでも、
今後、本格的にやっていこうと思っている方には後悔?失敗?の少ない買い物ができると思いますのでぜひ読んでいただきたいと思います!
なぜ、フレーム素材の特徴を知ると良いのか?
それは、他のパーツなどは購入後でも交換が可能だったりするのですが、
フレームに関しては交換することができません。
違うフレームが欲しいとなると、また新たに一台買うようなかたちになるので
この記事でフレーム素材の特徴をしっかりと知っておきましょう!
ちなみに1台目を購入した時の自分はフレーム素材の特徴など全くわかっておらず、
ちょっぴり後悔をしています(汗)
皆さんには僕みたいに「あっちにしておけばよかったー!(涙)」と後悔しして欲しくないので素材の特徴を知っておいて下さいね!
フレーム素材の種類を知る
フレームの素材には大きく分けて4種類あります。
- クロモリ
- アルミ
- カーボン
- チタン
- その他
各素材の特徴を知り、自分に合った素材のフレームを購入しましょう。
クロモリフレームの特徴
クロモリは鉄にクロムとモリブデンを添加させたものです。
今でこそ、アルミやカーボンが主流になってきていますが、
それまではこのクロモリが主流で、
今でもクロモリフレームを愛用しているシニア層の方々が多くいます。
クロモリフレームの特徴としては、まず素材のしなりが大きいです。
素材のしなりが大きいとどうなるか?
ガタガタな路面の振動をフレームが吸収してくれて乗心地が良く疲れないということ。
キレイにアスファルトで舗装されてる滑らかな路面を走る場合はその差を感じることはないかもしれませんが、
ガタガタな路面を走る場合にはその乗心地を感じることでしょう。
また、転んだりして壊れた場合に溶接して直すことができるのもクロモリの良いところです。
とはいえ耐久性があるので、しっかりメンテナンスして使えば長く使えるフレームです。
マイナス面を挙げるとすれば、
鉄なのでアルミやカーボンと比べて重たく、雨などで濡れたまま放置すると錆びるということです。
また、速く目的に着こうと思っている場合にはちょっと向かない素材になってます。
素材自体の強度があり、細いフレームでありながらも耐久性があるので、
細身のシルエットをしているのもこのクロモリの特徴であり、
クロモリが今でも好まれてる理由の一つです。
「自転車で日本一周をする」「スマートなフォルムが良い」など思っている方にはこのクロモリフレームがいいです。
アルミフレームの特徴
現在、初心者向けのエントリーモデルでよく使われているのがこのアルミフレームです。
クロモリと比べて少し重量が軽いが、丈夫さは少し劣る感じです。
素材の加工のし易さゆえに比較的価格が安価です。
しなりが少なく、素材が硬いので振動を吸収してくれず、
路面がガタガタだと乗り手に伝わり、疲れやすいかもしれません。
ただ、その弱点を補った基本アルミだけどフォークだけカーボンにして
振動の吸収力を上げているモデルもあります。
ちなみに僕が最初に購入したのはこのアルミフレーム✖️カーボンフォークのロードバイクです。
「予算を抑えたい」「特に素材とかこだわってない」という方は無難にアルミフレームにしておけば失敗はないかと思います。
カーボンフレームの特徴
カーボンフレームは炭素繊維強化プラスチックのことで、釣竿やゴルフクラブなどにも使われている素材です。
特徴としてまず一番にくるのはとにかく軽い!
クロモリより少し軽いアルミよりも更に圧倒的に軽いです。
プロのロードレーサーなどはほとんどこのカーボンフレームを使用しています。
価格が他のフレームと比べて高価で、安くても20万前後はすると思っていて下さい。
40万、50万以上するようなハイエンドモデルは硬く漕ぐ力をしっかり伝えてくれるようになっていますが、その分乗り手に負担がかかるので初心者にはあまり向かないイメージです。
また、大きな衝撃を与えるとパキッと割れてしまうことがありますので扱いには要注意です。
「予算に余裕がある」「速く走りたい」「山を楽に登りたい」そんな方にはオススメのフレームです。
チタンフレームの特徴
上記の3つのフレームと比べて高価で希少なのがこのチタンフレーム で、
近所ではほとんど乗っている人を見かけません。
クロモリのようにしなりがあって乗心地が良いのに加えて、
クロモリのように重くなく、軽いのが特徴です。
更に丈夫なので長く使うことができます。
メリットだらけのチタンフレーム ですが1つ弱点を挙げるとすると高価であること。
他の素材と比べて加工が難しく、大量に生産ができないのでどうしても高価になってしまいます。
正直なところ、個人的にはエントリーで買うような素材ではないかな?と思います。
2台目、3台目の購入を考えている人は選択肢に入れておいてもいいかもしれません。
その他
その他の金属のフレームもありますが、希少で高価になるので
これからロードバイクを始めようと考えている方にはお勧めしません。
上記の中でも主に3つ。
クロモリ、アルミ、カーボン この中から使用用途と予算に合わせて選ぶといいと思います。
ちなみに、自分がアルミフレームのロードバイクを買って後悔というほどではないのですが後悔したのは、
実際に走ってみると山に登る機会が多く、カーボンフレームにしておけばよかったと思うことです(笑)
山を登るにあたって、どうしても重量は軽い方がいいのでアルミフレームよりカーボンフレームにしておけばもう少し楽になったんだろうなぁと、次回はカーボンフレームを買うことを決意しています(笑)
フレーム素材からバイクを選ぶ方法 最後に
いかがでしたでしょうか??
フレーム素材の特徴を知ることで失敗の少ないロードバイク選びができます。
ちょっと本気でロードバイクを趣味にしていきたい人は、
今回の記事で書いたようなフレームの特徴をおさえて使用用途や予算に応じて自分に合ったロードバイクを購入しましょう!