ロードバイク初心者の為のバイクの選び方 その3 〜コンポからロードバイクを選ぶ方法〜
こんにちは!かわきたです!
前回の記事では「フレーム素材からロードバイクを選ぶ方法」をお話しさせていただきました。
これからロードバイクを始めようと思っている方で、
まだ読んでないという方はぜひ読んでおいて下さいね!
初めて購入した時の自分の失敗談なども語っているので、
このブログを読んでくれる方の失敗がちょっとでも減ればいいなと思っています。
というわけで、今回はコンポーネント(コンポ)からロードバイクを選ぶ方法をお伝えします。
コンポーネント(コンポ)とは??
まずコンポとはなんぞや??と思っている方がいると思いますのでコンポの話からしたいと思います。
ロードバイクを構成するパーツで駆動や制動に関わるパーツの集合体をコンポーネントといいます。
- ディレイラー(変速機)
- クランク
- ボトムブラケット
- スプロケット
- ブレーキ
- チェーン
などがコンポにあたります。
コンポには主に日本のシマノ(SHIMANO)や、イタリアのカンパニョーロ(CAMPAGNOLO)の2大メーカーがシェアを分け合っており、アメリカのスラム(SRAM)やフランスのマヴィック(MAVIC)もシェアを広げてきています。
コンポーネント という呼び方はシマノが使い始め、
カンパニョーロなどではグループセットという呼び方をしますが、
シマノ製品がシェアを広げるにつれて一般的にコンポとみんなは呼んでいます。
どのメーカーがいいの?
では、コンポはどのメーカーがいいの?と疑問にもつ方もいると思いますが、
結論から言うと個人的にはシマノがいいんじゃないかと思います。
性能差はグレードにもよりますがメーカーによって大差がないようなイメージです。
というか、これからロードバイクを買う初心者(僕を含め)の方には、
細かい性能差はわからないかと思います(汗)
一般的には、
ママチャリや子供の自転車を見ていただいたらわかると思いますが、
日本ではシマノ製がほとんど使われているくらいシェアのあるシマノ。
ロードバイクにおいてもシマノコンポのエントリーモデルが多くあるので、
シマノにしておけば無難じゃないかと僕は思います。
弱虫ペダルの巻ちゃんがシフトチェンジしているシーンがたしかあって、
構造的にカンパニョーロを使っている感じだったので巻ちゃんと同じがいい!っていう方はカンパニョーロでもいいかもしれません(笑)
コンポのグレードを知る
また、コンポにはグレードがあり
初心者用からレース用など幅広く対応しています。
上位のグレードほど軽量で精度がよく、漕ぐ力をしっかりとロードバイクに伝えてくれます。しかし、それゆえ価格は高くなります。
下位のグレードほど重く上位と比べて精度が落ちますが、価格は安くなります。
今回は、お勧めするシマノのグレードについてお話をさせていただきます。
カンパニョーロ、他のコンポのグレードについては希望の声が多ければお話しさせていただきますね。
シマノのグレードを知る
シマノのグレードは、上位から
- デュラエース(DURA-ACE)
- アルテグラ(ULTEGRA)
- 105(いちまるご)
- ティアグラ(TIAGRA)
- ソラ(CORA)
- クラリス(CLARIS)
などがあります。
上位に行くほど変速段数が増え、軽量になり操作性能が上がりますが、当然 価格は高価になります。
主にデュラエース、アルテグラ、105が11段、
ティアグラが10段、ソラが9段、クラリスが8段になります。
段数が多いとどう違うのかというと、
それだけ細かいギアチェンジができるという事。
例えば、ママチャリのように弱・中・強の3段しかない場合、
弱から中に変えただけで一気に重くなりませんか?
そうなると、かなり踏み込まないとペダルをこげないので減速たり、スムーズなペダリングができません。
段数が多いと1段1段の重さの変化が小さくなり違和感なくペダリングができます。
段数変えてもあまりにも変化がなさすぎて、これギア上がってるのか?と疑問に持つかもしれませんが、そのくらいスムーズだったりします(笑)
レースに出たりする方は段数もポイントの一つになるので頭の中に入れておいてください。
デュラエース(DURA-ACE)
シマノの最上位モデル。
プロのレーサーが多く使っているコンポです。
高価ですが操作性能が良く、とても軽量で漕ぐ力を極限までロードバイクに伝えてくれます。
しかし、それゆえ固いイメージがあり、乗り手に負担がかかるため、初心者には向かないとも言われています。
電動コンポ「デュラエース Di2」もあり。
デュラエースはロードバイクに乗りなれて、体もできてから2台目以降で使えばいいんじゃないかなと思います。
アルテグラ(ULTEGRA)
グレード的にデュラエースに続いて2番目のアルテグラ。
しかし、重量こそデュラエースより若干ありますが操作性能などはデュラエースに引けを取らないと言われています。
また、デュラエースと比べて価格が低いけれど(それでも高いが。汗) 性能が高いという高コストパフォーマンスをみせています。
電動コンポ「アルテグラ Di2」もあり。
電動コンポは弱虫ペダルの一部のシーンで今泉君が使って感動してるシーンがありましたね!
デュラかアルテかわかりませんが…
本格的にロードバイクをやっていきたい方や、今後レースなども視野に入れている方で、ちょっとお財布に余裕ある方にはお勧めのグレードです。
ですが、初心者の1台目としてちょっぴり贅沢なグレードかな?
105(いちまるご)
比較的 安価でありながらもレースにも出てもいい性能のコンポ。
初心者が初めてレースエントリーするにはちょうどいいくらいのグレードです。
当然、街乗りやちょっとしたロングライドには申し分ない性能です。
僕の周りでロードバイクを始めた人はこの105が多く、次いでこれより1つ下のグレードのティアグラが多いです。
店頭で売ってる完成車にも多く使用されています。
使用用途にもよりますが、僕がお勧めする初心者向けコンポとしては1番お勧めのコンポです。
ティアグラ(TIAGRA)
上位3つより段数が1段少ない10段モデル。
価格も105より安いものが多いです。
普通に乗る分には全く問題ないですが、ブルベ(長距離ライドイベント)に参加した時、このグレードから下はほとんど見かけませんでした。
レースに出るのもこのティアグラあたりがギリギリの性能な位置づけです。
今後ロングライドをする予定やイベントライドでちょっとした距離を走るのであれば、個人的には105をお勧めします。
特にそいった予定のない方には十分な性能がありますのでティアグラでもいいと思います。
ソラ(SORA)
ティアグラよりさらに段数が減った9段。
街乗りのクロスバイクなどでよく見かける気がします。
性能的にはどうしても上位より劣ってしまいますが、価格を抑えてロードバイクを始めたい方や通勤用にいいと思います。
ただ、ロードバイクを始めると多分あっちこっちいろいろ出かけてみたくなったり、
ロードバイク仲間が増えるとイベントライドにも参加してみたくなるかもしれないので、
その辺を考慮するとティアグラ、105あたりにした方がいいんじゃないかなと思います。
クラリス(CLARIS)
ソラよりさらに段数が減った8段。
完全に街乗りで使うイメージのクラリス。
価格もだいぶ安く、予算を抑えたい方はこちらもいいかなと思います。
まとめ
主観になりますので予めご了承ください。
どうしても価格を抑えてロードバイクを始めたい人にはソラ、クラリスもありだと思いますが、
今後の事を考えると、ちょっと頑張って予算を組んでティアグラ、105あたりを買った方がいいんじゃないかなと思います。
フレーム素材やブランドによって全体の価格は変わりますが、
型落ちのモデルなんかはフレームの値段が下がってたりするので、
コンポの方にちょっとお金をかけてもいいと思います!
その辺も使用用途とお財布具合を店員さんに相談してみてくださいね!